よくある質問
処方箋(せん)について
- 処方箋とは
- 処方箋は医師が診察し、その診断に基づいて服用すべき医薬品の種類・用量・用法を記載したものです。
- そのほかに患者さんの氏名・年齢や保険給付のための情報が記載されています。
- なお処方箋によって調剤される薬は、原則として処方箋なしで調剤・お渡しすることはできません。
- 処方箋の有効期限
- 医師が指定した特別な理由がない限り、処方箋の発行日を含めて4日間となっています。
- 例えば3月19日に処方された処方箋は3月22日までに調剤薬局へ提出が必要です(間に日曜・祝日があっても1日として数えます)。
- 有効期限が切れてしまった処方箋は無効となりますので、再度発行元の医療機関を受診いただき、処方箋を再発行してもらう必要があります。
- 万が一、受診した時点で期限内に調剤薬局へ提出できないことがわかっている場合は、使用期限を指定することが可能ですので、医師にご相談ください。
調剤薬局でうかがわせていただく内容について
調剤薬局では患者さまにより安全に医薬品を使用していただくため、さまざまな情報を確認させていただいています。 確認させていただいた内容によっては、医師に処方内容の確認・変更の連絡をさせていただく場合がございます。多くは病医院で医師から一度確認されている内容でありご面倒かとは思いますが、医薬品を安全に利用するための再確認としてご協力をお願いいたします。
- 併用薬・健康食品・サプリメントについて
- 医薬品には、医薬品同士での相互作用で問題になる組み合わせ(いわゆる飲み合わせ)が起きる場合があります。
- 類似の作用を持つ薬を一緒に服用した場合だけでなく、効果のまったく違う薬を一緒に服用した場合にも、薬の効果が極端に強くなって問題が起きる場合や、本来あるべき必要な効果がなくなってしまう場合などもあり、慎重な判断が必要なものです。
- この判断のためには「血圧の薬」や「水虫の薬」などといった漠然とした内容ではなく、医薬品がしっかりと特定できる必要がありますので、全員にお薬手帳のご利用をお薦めしています。
- また、医薬品に限らず健康食品・サプリメントによっても影響が出る場合があるため、あわせて商品名をお薬手帳にメモしておくとよいでしょう。
- 現在の病気・今までにかかったことのある病気、アレルギー・体質について
- 医薬品には、特定の病気・体質を持つ患者さんが使用すると障害を起こす可能性がある場合があります(一例として、前立腺肥大の患者さんが一部の風邪薬を服用した場合に尿の出が悪化したり、出なくなる場合があります)。
- また女性については妊娠中・授乳中には避けるべき医薬品であったり、お薬を服用するのが男性であってもパートナーの妊娠を避ける必要のある薬も存在します。
- 今回受診した内容について
- 医師が本来処方しようとした医薬品と誤って別の医薬品が処方された事例が、少数ではありますが全国で発生しています。
- 特に医療機関でのコンピューター化に伴い、医薬品の名称の先頭数文字が類似した医薬品の間違いが増加しています(一例として「ノルバスク(血圧降下剤)」「ノルバデックス(乳がん治療薬)」)。
- これらは患者さんが受診した理由と照らし合わせることで容易に確認できることが多い内容のため、受診理由を確認させていただくことがございます(処方箋には受診した理由や病名の記載はありません)。
サプリメントについて
- サプリメントって何でしょうか?
- 『サプリメント』という言葉には『補う』という意味があります。日常の偏った食事などにより不足する栄養分を『補う』といった意味合いで利用されているようです。薬に似てますがあくまでも食品の分類になります。
- 食品の名称及び分類
- 医薬品(医薬部外品を含む)
- 特定保健用食品(厚労省の個別許可型)
- 栄養機能食品(厚労省の規格基準型)
- 一般食品(いわゆる健康食品を含む)
- 特定保健用食品とは
- 『トクホ』の愛称で呼ばれ、生活習慣病の予防に役立つといわれています。安全性や効果が医学的栄養学的に認められており475品目表示許可をうけた商品が有ります。
- 代表的な商品にはブルガリアヨーグルト、ファイブミニ、アミールS、カルシウムパーラー、ミロ、キシリトールガムなどがあります。
- 栄養機能食品とは
- 日常の食事で不足する栄養素の補給を目的とするもので、ビタミン12種類とミネラル5種類があります。
- 代表的な商品にはカルケット(ビスケット)、はちみつ黒酢ダイエット、ブルーベリー家族、オキュバイトなどがあります。
- オキュバイトは加齢性眼疾患に東京医大眼科医師が推奨しており、当薬局で購入できます。
- 効果的な摂取タイミングは?
- サプリメントは食品なので、基本的にはいつ摂ってもかまいませんが、1日の目安量を1日3回に分けたほうが効率的なものも多くあります。
- 一般的に水に溶けやすいビタミンCやB群は、一定量以上は体の外に排泄されてしまうので、一度にたくさん摂るよりもこまめに摂ったほうがいいのです。油脂に溶けやすいビタミンAやE、コエンザイムQ10は食事と一緒に摂ると吸収がよくなります。
- 副作用の心配は?
- 通常商品に表記されている目安量の範囲内であれば、まず心配ありませんが、大量に摂ると副作用より過剰症の心配があるものがあります。
- ミネラルやビタミンA、D、K、B6、ナイアシン、葉酸は過剰症が起こるおそれがあるので上限値が定められています。
- 摂る人の体質により副作用が出る可能性は十分に考えられるので、パッケージなどに記載されている目安量をきちんと守ることが大切です。
- 注意することは?
- 何らかの病気で治療を受けている人は、お薬や病気の内容によっては、食事制限やお薬との兼ね合いが問題になる場合があるので、医師に相談が大切です。
- 妊娠中・授乳中の方やアレルギーがある方などはサプリメントを摂取する際には、注意事項をよく読みましょう。